右へ左へ。
時々跳ねたり、笑顔を見せたり。
とにかく私の隣で華麗なダンスを見せてくれる千尋さんを真似して踊ってみた。
でも慣れない動きに苦戦する。
上手く踊れない私。
何度も何度も失敗を繰り返す私・・・・。
何度も何度も千尋さんに謝るけど、何度も何度も笑顔を見せてくれる千尋さん。
何回も何回も私に手本を見せてくれる千尋さん。
せっかく買ってもらった今日の服も、いつの間にか汗でびっしょり。
・・・・・・・。
でも、すっごく楽しかった。
こんなに体を動かしたことがなかったし、逆に『体を動かすことがこんなにも楽しい』なんて知らなかった。
だからなんだか、人生損した気分だ。
『もっと早く千尋さんと出会えていればよかったな』って。
そんな事を思った。
踊りながら、そんな事を思った。
・・・・・・・・。
そういえば誠也さん、いつも言っていたっけ。
『空ちゃんは趣味や好きなことはないの?』って。
正直言って、『どうして誠也さんはそんな事を聞くのだろう』と私は思った。
『それを答えて、何になるのだろう』と思った。
どうして誠也さんはそんな事を知りたいのだろうと思っってた。
でも私、『好きな事』を見つけて誠也さんの言葉の意味がようやくわかった。
『自分の好きなことや趣味で、辛い気持ちを吹き飛ばせ』って意味なんだって。
確かに今の『楽しい』と言う気持ちがあれば、辛いことがあっても人生頑張れそうだ。
『好きなことが私を守ってくれるから、生きていけるんだ』って。
だから今なら私、自信を持って言える。
まだ初めてすぐだけど、『私の趣味は踊ることだ』って。絶対に言える気がする。
だって、楽しいんだもん。
勝手に笑顔になっちゃうんだもん。
ずっと笑わなかった私なのに。
そして『好きっていいな』って、十六年生きてきて初めて気がついた私でした。
これなら、また辛いことがあっても頑張れるかも。
『好きなこと』で、嫌な気持ちと戦えるかも。
今の私、無敵かも。
・・・・・・・。
なんて口にしたら、絶対に私の天敵達にバカにされる・・・・。
時々跳ねたり、笑顔を見せたり。
とにかく私の隣で華麗なダンスを見せてくれる千尋さんを真似して踊ってみた。
でも慣れない動きに苦戦する。
上手く踊れない私。
何度も何度も失敗を繰り返す私・・・・。
何度も何度も千尋さんに謝るけど、何度も何度も笑顔を見せてくれる千尋さん。
何回も何回も私に手本を見せてくれる千尋さん。
せっかく買ってもらった今日の服も、いつの間にか汗でびっしょり。
・・・・・・・。
でも、すっごく楽しかった。
こんなに体を動かしたことがなかったし、逆に『体を動かすことがこんなにも楽しい』なんて知らなかった。
だからなんだか、人生損した気分だ。
『もっと早く千尋さんと出会えていればよかったな』って。
そんな事を思った。
踊りながら、そんな事を思った。
・・・・・・・・。
そういえば誠也さん、いつも言っていたっけ。
『空ちゃんは趣味や好きなことはないの?』って。
正直言って、『どうして誠也さんはそんな事を聞くのだろう』と私は思った。
『それを答えて、何になるのだろう』と思った。
どうして誠也さんはそんな事を知りたいのだろうと思っってた。
でも私、『好きな事』を見つけて誠也さんの言葉の意味がようやくわかった。
『自分の好きなことや趣味で、辛い気持ちを吹き飛ばせ』って意味なんだって。
確かに今の『楽しい』と言う気持ちがあれば、辛いことがあっても人生頑張れそうだ。
『好きなことが私を守ってくれるから、生きていけるんだ』って。
だから今なら私、自信を持って言える。
まだ初めてすぐだけど、『私の趣味は踊ることだ』って。絶対に言える気がする。
だって、楽しいんだもん。
勝手に笑顔になっちゃうんだもん。
ずっと笑わなかった私なのに。
そして『好きっていいな』って、十六年生きてきて初めて気がついた私でした。
これなら、また辛いことがあっても頑張れるかも。
『好きなこと』で、嫌な気持ちと戦えるかも。
今の私、無敵かも。
・・・・・・・。
なんて口にしたら、絶対に私の天敵達にバカにされる・・・・。