家に着いた頃には、午後の一時になっていた。

お昼ご飯を食べていないから、お腹が空いた。
何か食べたい気分。

そんな中、真奈美さんとは別れた。
どうやら真奈美さん、今から仕事の時間らしい。

何でも今日は『一年間で一番忙しい日』だとか。
まだ飲食業界には詳しくない私は首を傾げてばっか。

一方の私はもうすぐ大切な人との待ち合わせの時間。
お腹が空いたけど、待ち合わせしている相手と一緒に食事予定だから今は我慢。

でも何を食べるんだろうかと、お腹を空かした私は胸を膨らませる。

・・・・・・・。

なのに、私の携帯電話を確認すると、待ち合わせの相手は『寝坊して遅れる』と言っていた。

『準備するから予定よりかなり遅れる』ってさ。

ってかこんな時間まで寝ているってどうなの?
向こうから約束しておいて、なんで勝手に遅刻するんだろう。

ってかいつもは寝坊とか遅刻とかしないくせに。
いつもお父さんより早くお店に来て仕事を始めているのに・・・・。

ってか私の空腹はどうしてくれるんだろう。
私、今日は朝から何も食べてないのに。

今日と言う日を楽しみにしていたのに。

・・・・・・・。

頭に来た。
後で絶対文句を言ってやる。

いつもいつも私のことをバカにしやがって。
もうぶん殴ってやる。

そして私の気が済むまでボコボコにしてやる。
私に逆らえないようにしてやる。

・・・・・・・。

まあでも、その気持ちは一旦置いておこう。
奴が来ないのならば、その間に私は千尋さんとお昼ご飯だ。

約束した日に寝坊してくるなんてありえないし。
もう知らないし。

まあ、私が言えるセリフじゃないんだけどね。
偉そうなこと言っているけど、私も遅刻した事があるし・・・・。

あの人は嫌な顔一つ見せずに私を待ってくれたし。

ホント、いつも私を見守ってくれるし。