「私もごめんなさい。その・・・・、北條のことを見捨てて。見捨ててしまったから、北條さんの行動があったわけだし。だから別に北條さんは謝らなくて良いって言うか」
ずっとさっきから疑問に思っていたことがある。
どうしても私の中で納得できない所がある。
それは、北條さんが私に謝っていること。
北條さんの口から『ごめんなさい』と言う言葉が理解できない私。
だって私が北條さんと小坂さんを助けなかったから、北條さんは私をいじめ始めたんだし。
言わば私への攻撃は『私への罰』なんだし。
『友達』を見捨てた罰として、私も二人のいじめを受け入れる必要があったんだし。
だから、私が北條さんにいじめられるのは当然って言うか。
悪いことをしたら、それと同様かそれ以上の罰を受ける仕組みにこの世の中なっているんだし。
と言うか北條さんは何一つ間違ったことをしていないのに・・・・・。
・・・・・。
北條さんは、私に向かってまた怒り出す・・・・。
「あーうるさい!そう言う所の空、ホント嫌い!全部自分のせいにするところ、ホント大嫌い!」
そして『北條さんにいじめられていた私』からしたら、耳を疑う次の北條さんの言葉・・・・。
「アンタが何をしたって言うのさ!正直に言ってよ!『夏休みの終わりのトンネルの中、本当は暴行されている女が北條燐と小坂花音って分からなかった』って、あたしじゃなくてクラスメイトに素直に言ってよ!そうクラスメイトに言えば、誰もアンタのことを責めなかった。クラスのみんな、空の味方になってくれた!あたしは敵になれた!クラス内で空をいじめる私はみんなに嫌われた!違う?」
・・・・・・。
「もう自分に嘘つくのやめてよ空!辛いことに我慢するのはやめてよ!その嘘聞いたらあたし、それこそ耐えられないよ」
自分に嘘をつくのはやめろ。
辛いことに我慢するのもやめろ。
・・・・・・・。
「・・・・・・そんなの出来ないよ」
「なんで!」
・・・・・・・。
「北條さんのせいにしたら、『もう二度と元の関係には戻れない』と思ったから。あたしが謝ったら、全て解決出来るようになりたかったから」
全部私のせい。
・・・・・。
そうだ。
そう考えたら、物事全部丸く収まって解決するんだ。
私が素直に謝っていたら、もう誰も傷付かなかった。
なのに・・・・・。
「アンタ、本当にバカじゃないの!?どこまで自分にいい加減なのさ!」
まるで鬼のような北條さんの怒った顔。
それだけは死んでも理解したくないと訴えるような北條さんの真剣な眼差し。
同時に北條さんはベットの上の私に股がって来る。
また殴ろうとするのかな?
「北條さん!やめて!」
必死に抵抗しようとする私。
だけど思った以上に体は言うことを聞いてくれない。
聞いてくれないから、私は北條さんの思う通り。
北條さんに私の両頬を挟まれて、再度訴えられる私。
ホント、この子はいつも本気だ。
ずっとさっきから疑問に思っていたことがある。
どうしても私の中で納得できない所がある。
それは、北條さんが私に謝っていること。
北條さんの口から『ごめんなさい』と言う言葉が理解できない私。
だって私が北條さんと小坂さんを助けなかったから、北條さんは私をいじめ始めたんだし。
言わば私への攻撃は『私への罰』なんだし。
『友達』を見捨てた罰として、私も二人のいじめを受け入れる必要があったんだし。
だから、私が北條さんにいじめられるのは当然って言うか。
悪いことをしたら、それと同様かそれ以上の罰を受ける仕組みにこの世の中なっているんだし。
と言うか北條さんは何一つ間違ったことをしていないのに・・・・・。
・・・・・。
北條さんは、私に向かってまた怒り出す・・・・。
「あーうるさい!そう言う所の空、ホント嫌い!全部自分のせいにするところ、ホント大嫌い!」
そして『北條さんにいじめられていた私』からしたら、耳を疑う次の北條さんの言葉・・・・。
「アンタが何をしたって言うのさ!正直に言ってよ!『夏休みの終わりのトンネルの中、本当は暴行されている女が北條燐と小坂花音って分からなかった』って、あたしじゃなくてクラスメイトに素直に言ってよ!そうクラスメイトに言えば、誰もアンタのことを責めなかった。クラスのみんな、空の味方になってくれた!あたしは敵になれた!クラス内で空をいじめる私はみんなに嫌われた!違う?」
・・・・・・。
「もう自分に嘘つくのやめてよ空!辛いことに我慢するのはやめてよ!その嘘聞いたらあたし、それこそ耐えられないよ」
自分に嘘をつくのはやめろ。
辛いことに我慢するのもやめろ。
・・・・・・・。
「・・・・・・そんなの出来ないよ」
「なんで!」
・・・・・・・。
「北條さんのせいにしたら、『もう二度と元の関係には戻れない』と思ったから。あたしが謝ったら、全て解決出来るようになりたかったから」
全部私のせい。
・・・・・。
そうだ。
そう考えたら、物事全部丸く収まって解決するんだ。
私が素直に謝っていたら、もう誰も傷付かなかった。
なのに・・・・・。
「アンタ、本当にバカじゃないの!?どこまで自分にいい加減なのさ!」
まるで鬼のような北條さんの怒った顔。
それだけは死んでも理解したくないと訴えるような北條さんの真剣な眼差し。
同時に北條さんはベットの上の私に股がって来る。
また殴ろうとするのかな?
「北條さん!やめて!」
必死に抵抗しようとする私。
だけど思った以上に体は言うことを聞いてくれない。
聞いてくれないから、私は北條さんの思う通り。
北條さんに私の両頬を挟まれて、再度訴えられる私。
ホント、この子はいつも本気だ。