店内の給水機は人が沢山いて時間が掛かりそう。

そう思ったあたしは、テラス席にも給水機があるからテラス席に設置された給水機に向かった。
寒い中、テラス席でお昼ご飯を食べる人達もいる。

テラス席の給水機はすぐに水を入れれる状態だったから、私は給水機に設置されている紙コップで四つ分のお水を入れる。

コップを運ぶお盆がないから、『どうやって二つしかない手で四つのコップを運ぼうか』と、水を入れながら考える。

・・・・・・。

やっぱり二回ずつに分けようか?
それとも強引に抱えるように四つのコップを持っていこうか。

でもそんなことをしたらあたしが濡れないだろうか?

そんなことを考えるあたしに、今一番会いたくない人達の声が聞こえてくる。

あたしにとっては、『悪魔』のような声・・・。

・・・・・・・。