毎日が重い。
そんなことを感じながら過ごしたこの一週間。
そして空が自殺しようとしてから、ちょうど一週間。
カレンダーもいつの間にか十二月だ。
日を重ねる度に気温は下がり、本格的な冬はもう始まっている。
これからも気温は下がり続けるだろう。
そんな中、あたしは出掛ける支度をしていた。
自分の髪を磨いだり、私服に着替えたり。
そして準備も完璧に終わった頃に、あたしの携帯電話が鳴る。
相手は花音だ。
出ない訳が無い。
「りんりん、準備出来た?」
電話越しに聞こえる花音の声に、あたしは小さな息を一つ吐くと答える。
「うん。一応出来た」
「よし。ほんじゃあ行こうか」
行こうか。
その言葉を聞いてあたしは嫌気が差したから、念のために花音に問い掛ける。
「本気で言ってるの?」
「じゃなきゃ、かのんはここには来ない」
ここには来ない?
電話越しだからこそ、また引っ掛かる言葉。
うまく言えないけど、今のあたしにはトゲのように変に感じる。
「アンタどこにいるの?」
「施設の前。りんりんを迎えに来た」
その花音の言葉に、あたしは慌てて二階の窓から外を確認してみた。
そしてまさかと思ったけど・・・・。
「おっはー」
窓の外から花音は私に笑顔で手を振っていた。
『関係者以外立ち入り禁止』の養護施設の看板を無視して、敷地内に入っているし。
「マジでいるし・・・・・」
あたしはそう呟いて、ため息を一つ吐く。
そして荷物を持って部屋の外に出て、急いで靴に履き替えると花音の元へ向かう。
花音と一緒に向かうのは、隣街にある遊園地だ。
でも遊園地に行く理由は、あたしもよくわからない・・・・。
そんなことを感じながら過ごしたこの一週間。
そして空が自殺しようとしてから、ちょうど一週間。
カレンダーもいつの間にか十二月だ。
日を重ねる度に気温は下がり、本格的な冬はもう始まっている。
これからも気温は下がり続けるだろう。
そんな中、あたしは出掛ける支度をしていた。
自分の髪を磨いだり、私服に着替えたり。
そして準備も完璧に終わった頃に、あたしの携帯電話が鳴る。
相手は花音だ。
出ない訳が無い。
「りんりん、準備出来た?」
電話越しに聞こえる花音の声に、あたしは小さな息を一つ吐くと答える。
「うん。一応出来た」
「よし。ほんじゃあ行こうか」
行こうか。
その言葉を聞いてあたしは嫌気が差したから、念のために花音に問い掛ける。
「本気で言ってるの?」
「じゃなきゃ、かのんはここには来ない」
ここには来ない?
電話越しだからこそ、また引っ掛かる言葉。
うまく言えないけど、今のあたしにはトゲのように変に感じる。
「アンタどこにいるの?」
「施設の前。りんりんを迎えに来た」
その花音の言葉に、あたしは慌てて二階の窓から外を確認してみた。
そしてまさかと思ったけど・・・・。
「おっはー」
窓の外から花音は私に笑顔で手を振っていた。
『関係者以外立ち入り禁止』の養護施設の看板を無視して、敷地内に入っているし。
「マジでいるし・・・・・」
あたしはそう呟いて、ため息を一つ吐く。
そして荷物を持って部屋の外に出て、急いで靴に履き替えると花音の元へ向かう。
花音と一緒に向かうのは、隣街にある遊園地だ。
でも遊園地に行く理由は、あたしもよくわからない・・・・。