「あー、もしかして孝太くんとクリスマスデートしたかったとか?」
「そ、そそそんなこと、あ、ありませんって!な、なんでこんなゴリラとデートなんか!」
焦った表情と共に、首を横に全力に振って否定する海ちゃん。
慌てる海ちゃんって、かなり可愛いかも。
一方の孝太くんはいつものように冷静だった。
呆れた表情と主に、小さな息を吐く孝太くん。
「お前、動揺し過ぎ」
「う、うるさいな!別にアンタなんか好きでもなんでもないし。むしろ嫌いだし。あぁでも嫌いって訳じゃないんだけど、その・・・」
結局何を言いたいのか分からない海ちゃん。
花火の光で照された海ちゃんの顔は、いつの間にか真っ赤に染まっている。
そしてその海ちゃんの言葉や顔を見て、性格の悪い真奈美さんは海ちゃんをターゲットにする。
私をからかう時と同じ悪い表情を見せる真奈美さん。
「つまり二人は付き合っていると?」
海ちゃんは反論する。
「だから付き合ってないです!なんでそうなるんですか」
「だって孝太くんの話になるといつも海ちゃんの顔が赤くなるし。ってか好きなら『好き』って言えばいいのの」
「嫌いですこのクソゴリラなんか。大嫌いです!」
孝太くんの前で『大嫌い』と言う海ちゃんはどうかと私は思ったけど、その前に孝太くんの前で海ちゃんをからかう真奈美さんの心に恐怖を抱いた。
一見海ちゃんだけをからかっているように見えるけど、実は孝太くんも海ちゃんと同じ表情だ。
真っ赤に染まる顔は孝太くんも一緒。
その孝太くんの姿は、『頼むから俺たちのことはほっといてくれ』って言っているようなもの。
だから本当に誠也さんと真奈美さんの田中兄妹は『性格が腐っている』と、今日何回思わされただろ。
ホント、悪魔そのもの・・・・。
そんな孝太くんは真奈美さんから視線を逸らすと小さな声で呟く。
孝太くんの顔はまだ赤い・・・・。
「俺、バイト入れますよ。今年のクリスマスの予定はまだないんで」
「こ、孝太くん・・・」
クリスマスに孝太くんは予定を入れてしまったと、肩を落とす海ちゃん。
その海ちゃんの寂しげな姿を見て、『今年ことは孝太くんと一緒にクリスマスを過ごすと心に決めていた』んだと、海ちゃんを見て私は感じた。
昔の二人はよく分からないけど、最近の二人は凄く仲が良いし。
本当にカップルにしか見えないし。
と言うか本当は二人とも両想いなのに。
後は想いを伝えるだけなのに・・・・。
「そ、そそそんなこと、あ、ありませんって!な、なんでこんなゴリラとデートなんか!」
焦った表情と共に、首を横に全力に振って否定する海ちゃん。
慌てる海ちゃんって、かなり可愛いかも。
一方の孝太くんはいつものように冷静だった。
呆れた表情と主に、小さな息を吐く孝太くん。
「お前、動揺し過ぎ」
「う、うるさいな!別にアンタなんか好きでもなんでもないし。むしろ嫌いだし。あぁでも嫌いって訳じゃないんだけど、その・・・」
結局何を言いたいのか分からない海ちゃん。
花火の光で照された海ちゃんの顔は、いつの間にか真っ赤に染まっている。
そしてその海ちゃんの言葉や顔を見て、性格の悪い真奈美さんは海ちゃんをターゲットにする。
私をからかう時と同じ悪い表情を見せる真奈美さん。
「つまり二人は付き合っていると?」
海ちゃんは反論する。
「だから付き合ってないです!なんでそうなるんですか」
「だって孝太くんの話になるといつも海ちゃんの顔が赤くなるし。ってか好きなら『好き』って言えばいいのの」
「嫌いですこのクソゴリラなんか。大嫌いです!」
孝太くんの前で『大嫌い』と言う海ちゃんはどうかと私は思ったけど、その前に孝太くんの前で海ちゃんをからかう真奈美さんの心に恐怖を抱いた。
一見海ちゃんだけをからかっているように見えるけど、実は孝太くんも海ちゃんと同じ表情だ。
真っ赤に染まる顔は孝太くんも一緒。
その孝太くんの姿は、『頼むから俺たちのことはほっといてくれ』って言っているようなもの。
だから本当に誠也さんと真奈美さんの田中兄妹は『性格が腐っている』と、今日何回思わされただろ。
ホント、悪魔そのもの・・・・。
そんな孝太くんは真奈美さんから視線を逸らすと小さな声で呟く。
孝太くんの顔はまだ赤い・・・・。
「俺、バイト入れますよ。今年のクリスマスの予定はまだないんで」
「こ、孝太くん・・・」
クリスマスに孝太くんは予定を入れてしまったと、肩を落とす海ちゃん。
その海ちゃんの寂しげな姿を見て、『今年ことは孝太くんと一緒にクリスマスを過ごすと心に決めていた』んだと、海ちゃんを見て私は感じた。
昔の二人はよく分からないけど、最近の二人は凄く仲が良いし。
本当にカップルにしか見えないし。
と言うか本当は二人とも両想いなのに。
後は想いを伝えるだけなのに・・・・。