いつの間にか強い雨が降っていた。
不気味な黒い雲から降り注ぐ雨は、まるで台風みたいに強く降っている。
風も強くて、お寿司屋さんの表口を叩くような音が聞こえる。
と言うかお父さんと誠也さん、こんな雨の中大丈夫なんだろうか。
何だか急にスゴく不安になってきたかも。
お父さんと誠也さんの帰りを待つ中、おばあちゃんも疲れているから腕を組ながらうたた寝。
真奈美さんは変わらず爆睡中。
私は眠たい目を擦りながら携帯電話を見てみると、海ちゃんからメッセージが来ていたことに気が付く。
今日お互いの連絡先を交換したんだっけ。
その海ちゃんのメッセージに相応しい内容を頭の中で整理して、私は慣れない文字入力に苦戦しながら返事を入力していた。
中々思った通りに打てない、機械音痴の私。
と言うか私の場合、携帯電話なんて『お父さんに連絡する』か『カメラ機能で写真を撮る』しか使い道がないし。こんな風にメッセージを返すなんて殆どないし。
同世代に人気のSNSなんかは、怖くてやってないし。
北條さんや小坂さんに進められて色々やってみたけど、あの日以来触ってもないし・・・・・・。
ちなみに海ちゃんからのメッセージは『今度の休みの日、孝太くんも含めてみんなで一緒に遊びにいこう』だって。
本当にメンタルの強い女の子だと今日何度も思わされる。
学校が終わっても、私に声を掛けてくれるし。
同時にどんな状況でも前向いて歩いている海ちゃんが『羨ましい』と思った。
私なんて誰かに慰めてもらわないと、すぐに『死にたい』と思ってしまうのに。
それからも海ちゃんとメッセージでいっぱい話した。
夜遅いのに、すぐに返事を返してくれる海ちゃんに私は苛立ちを覚える。
だって慣れない文字入力に、私の頭は混乱中するし。
私が一分掛けて送るメッセージに、海ちゃんは十秒で返事を返してくれるし。
『即レス』って言うやつはやめてほしいです・・・・。
あと『返事が遅い』って怒らないで・・・・。
怖いよ海ちゃん・・・・。
そんな海ちゃんは気が付けば内容は孝太くんの悪口ばっかり話していた。
『昔の孝太くんはスッゴク可愛くて弟みたいだったのに、いつの間にかゴリラになってしまった』とか。
口を開けばいつも孝太くんの事。
どうやら海ちゃんも孝太くんのことが大好きみたいだ。
口にはしないけど、海ちゃんも孝太くんのことをすっごく『信頼』しているみたいだし。
そんな二人がちょっぴり羨ましいと思う私がいる。
いや、すっごく羨ましい・・・・・・。
こうして海ちゃんとやり取りをしていたら、いつの間にか午後の十一時を回っていた。
雨はまた一段と強くなり、雷が鳴り出す。
まるで神様が怒っているみたいで、ゴロゴロと大きな音が暗い夜の空から聞こえる。
私も流石に眠くなってきた。
海ちゃんとやり取りも終えて目を擦る私は、真奈美さん同様寝ようかと考える。
・・・・・。
不気味な黒い雲から降り注ぐ雨は、まるで台風みたいに強く降っている。
風も強くて、お寿司屋さんの表口を叩くような音が聞こえる。
と言うかお父さんと誠也さん、こんな雨の中大丈夫なんだろうか。
何だか急にスゴく不安になってきたかも。
お父さんと誠也さんの帰りを待つ中、おばあちゃんも疲れているから腕を組ながらうたた寝。
真奈美さんは変わらず爆睡中。
私は眠たい目を擦りながら携帯電話を見てみると、海ちゃんからメッセージが来ていたことに気が付く。
今日お互いの連絡先を交換したんだっけ。
その海ちゃんのメッセージに相応しい内容を頭の中で整理して、私は慣れない文字入力に苦戦しながら返事を入力していた。
中々思った通りに打てない、機械音痴の私。
と言うか私の場合、携帯電話なんて『お父さんに連絡する』か『カメラ機能で写真を撮る』しか使い道がないし。こんな風にメッセージを返すなんて殆どないし。
同世代に人気のSNSなんかは、怖くてやってないし。
北條さんや小坂さんに進められて色々やってみたけど、あの日以来触ってもないし・・・・・・。
ちなみに海ちゃんからのメッセージは『今度の休みの日、孝太くんも含めてみんなで一緒に遊びにいこう』だって。
本当にメンタルの強い女の子だと今日何度も思わされる。
学校が終わっても、私に声を掛けてくれるし。
同時にどんな状況でも前向いて歩いている海ちゃんが『羨ましい』と思った。
私なんて誰かに慰めてもらわないと、すぐに『死にたい』と思ってしまうのに。
それからも海ちゃんとメッセージでいっぱい話した。
夜遅いのに、すぐに返事を返してくれる海ちゃんに私は苛立ちを覚える。
だって慣れない文字入力に、私の頭は混乱中するし。
私が一分掛けて送るメッセージに、海ちゃんは十秒で返事を返してくれるし。
『即レス』って言うやつはやめてほしいです・・・・。
あと『返事が遅い』って怒らないで・・・・。
怖いよ海ちゃん・・・・。
そんな海ちゃんは気が付けば内容は孝太くんの悪口ばっかり話していた。
『昔の孝太くんはスッゴク可愛くて弟みたいだったのに、いつの間にかゴリラになってしまった』とか。
口を開けばいつも孝太くんの事。
どうやら海ちゃんも孝太くんのことが大好きみたいだ。
口にはしないけど、海ちゃんも孝太くんのことをすっごく『信頼』しているみたいだし。
そんな二人がちょっぴり羨ましいと思う私がいる。
いや、すっごく羨ましい・・・・・・。
こうして海ちゃんとやり取りをしていたら、いつの間にか午後の十一時を回っていた。
雨はまた一段と強くなり、雷が鳴り出す。
まるで神様が怒っているみたいで、ゴロゴロと大きな音が暗い夜の空から聞こえる。
私も流石に眠くなってきた。
海ちゃんとやり取りも終えて目を擦る私は、真奈美さん同様寝ようかと考える。
・・・・・。