「これ、高いチョコレートなのよ」

「へぇ〜そうなんだ」

「チョコ嫌い?」

「いや、食べるよ」

「じゃあ、何で?」

「適当にかな?賞味期限とか見ていつも学校に持っていくから、ブランドとかはよくわかんない」

「高島くんは損をしてるよ〜美味しいブランドを知らないと」

僕はお菓子を貰ってる経緯を話した

「いいなぁ、ウチなんて三姉妹だからさいつも取り合いだし」

「(笑)喧嘩しないで分けてな」

「うん、いつも高島くんのくれるお菓子を家につくまでに食べてたよ、取られちゃうからさ(笑)」

「いくらでもあるよ、今年まだ増える、ねえね、いや、姉ちゃんの彼氏が戻ってくるからファンがまた増える」

「そっか見てみたいな、バスケット、私、スポーツ全般好きなの」

「チケット取れるよ?」

「本当に?」

「うん、姉ちゃんは地元開催は全部行ってる、まあ、もう家族なんだよね、見たいなら本当に取るよ」

「一緒に行く?」

「……いいけど僕なんかと行っていいの?」

「……なんかって言う言い方は嫌だな……私が一緒に行きたいって思ったから誘ったのに」

「あっ、ごめん……えっと是非お願いします」

「フフッ」