2人は手を繋いで体育館に入っていった

「隣が姉ちゃんだけど……気にしないで」

「そんな、挨拶するよ」

「理人」

理人は後ろから呼ばれて振り向いた

「和兄!」

「よっ、女づれか」

「何でいるの?」

「春からの契約についてちょっと帰ってきた」

「りーくん」

「ねえね…あっ姉ちゃん言ってよ、和兄が帰ってくるなら」

「紹介しろよ、理人」

「あっ織田可奈さん……か、彼女……」

可奈は頭を下げた

「理人の事よろしくな、来季からは試合出るんで見に来てよね」

和翔は莉乃の肩を抱きチームの控室に向かった

「びっくりした〜」

「素敵なカップルだね」

「うん、和兄は憧れなんだ」

「彼女って言ってくれて嬉しかった」

可奈の方から手を繋ぎなおした

「言えてよかった、彼女できたら和兄に1番に言いたかったんだ、織田さん、ありがとう」

「もう〜呼び方考えようよ(笑)りーくんとねえねなんて姉弟も仲良しなんだね」

「あっ、バレた(笑)」

「バレてます(笑)」

2人は観覧席に並んで座った


END