※１２月２８日発売『かりそめ夫婦はじめました』 １話途中までの試し読みとなっております。（書籍版と異なる部分があります） 続きは是非書籍でお楽しみくださいませ。 よろしくお願い致します。

・┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎・ フカミ喫茶店では、アンティークに宿る 『記憶』、『想い』を読み取ります。 声にならないメッセージ、 知りたい方はぜひご来店下さい。 なお、料金は依頼により変動しますので、 来店時ご相談ください！ ・┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎・ ◆◇◆『フカミ喫茶店』◆◇◆ *⑅︎୨୧┈︎┈︎┈︎┈︎୨୧⑅︎* フカミ喫茶店には 変わった店員が勢揃い *⑅︎୨୧┈︎┈︎┈︎┈︎୨୧⑅︎* ＊―世界一美味しいコーヒーを煎れる老紳士―＊ ＊―宝物を癒す天才少年リペア師―＊ ＊―性格難アリのイケメン鑑定士―＊ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ フカミ喫茶店へやってくる『依頼品』は、 今日もトラブルを運んでくるけれど。 どんなトラブルも 私達にかかれば、なんのその！ 『ようこそ、不思議な鑑定士のいる、 フカミ喫茶店へ！』 ⋆○ｏ｡..:*･･*:..｡ｏ○。 それはアンティークが織りなす 『絆』の物語。 ○ｏ｡..○:*.。 ｡.*:○..｡ｏ○

嬉しいとき。 幸せなとき。 悲しいとき。 つらいとき。 どんな感情を抱いても、涙が流れることがある。 涙はときに素直に、ときに温かい気持ちにさせてくれる。 そして、いつだってそばにある。 “涙”にそんな意味を感じた彼女は、自分の店名を『tear』とした。 『tear』にいる間は幸せであってほしいと願った彼女は、客の心にも寄り添うようになる。 しかしそれは長く続かず、店は息子が継ぐことになった。 彼は悩む人に寄り添うだけが優しさではないと考え、母のようにはしなかった── 優しさとはなにか。 それは、人と関わることで見つけることができるのかもしれない。