「ごちそうさま!」
「優!今日こそ歩いて学校行きなさい!」
「やーだ。」
「やだじゃないでしょ?!航さんからも何か言ってください!」
朝から大きな声を出す百合。
「いいじゃねーか、そう怒るなよ百合。元気な証拠だ。なぁ、優。」
いつもの調子の航。
「オレはいつも元気だよ!」
「気をつけて行け、優。今日も頑張れよ!」
「うん!お父さんも!」
優は妹・向日葵の頭をなでる。
「ひま、兄ちゃん行ってくる!」
「いってらっしゃい!おにいちゃん!」
「来年から一緒に学校通えるな!」
「うん!ひま、たのしみ!」
笑い合う子供達。
「じゃあ行ってきまーす!」
優は勢いよく地面を蹴る。ランドセルを背負い、スケートボードを走らせる。
「もー…。」
百合は怒りのため息。そして航を見ると。
「航さん!ひまはもう幼稚園の時間だってわかってますよね?!いつまで抱っこしてるんですか!」
「離れたくない。」
「何言ってるんですか…うちの男は自分勝手で…!」
「ひまもパパから、はなれたくない。」
「そーだよな、パパもひまから離れたくない。」
「航さん!」
「なぁ、百合。次はどうする。」
「何がですか!」
「子供の名前だよ。」
「え??」
慌ただしい朝、賑やかな朝。明るい朝から毎日が始まる。
百合独りから始まった物語。航と2人になり、2人から3人、3人から4人になった、百合と航の物語。
百合の花は咲き続き、航海の旅は続く。
「優!今日こそ歩いて学校行きなさい!」
「やーだ。」
「やだじゃないでしょ?!航さんからも何か言ってください!」
朝から大きな声を出す百合。
「いいじゃねーか、そう怒るなよ百合。元気な証拠だ。なぁ、優。」
いつもの調子の航。
「オレはいつも元気だよ!」
「気をつけて行け、優。今日も頑張れよ!」
「うん!お父さんも!」
優は妹・向日葵の頭をなでる。
「ひま、兄ちゃん行ってくる!」
「いってらっしゃい!おにいちゃん!」
「来年から一緒に学校通えるな!」
「うん!ひま、たのしみ!」
笑い合う子供達。
「じゃあ行ってきまーす!」
優は勢いよく地面を蹴る。ランドセルを背負い、スケートボードを走らせる。
「もー…。」
百合は怒りのため息。そして航を見ると。
「航さん!ひまはもう幼稚園の時間だってわかってますよね?!いつまで抱っこしてるんですか!」
「離れたくない。」
「何言ってるんですか…うちの男は自分勝手で…!」
「ひまもパパから、はなれたくない。」
「そーだよな、パパもひまから離れたくない。」
「航さん!」
「なぁ、百合。次はどうする。」
「何がですか!」
「子供の名前だよ。」
「え??」
慌ただしい朝、賑やかな朝。明るい朝から毎日が始まる。
百合独りから始まった物語。航と2人になり、2人から3人、3人から4人になった、百合と航の物語。
百合の花は咲き続き、航海の旅は続く。