下におりると両親が揃っていた

「父さん早いな」

「美空が早く帰って来いって連絡があったから」

「そっか、俺の彼女……横川恵麻さん」

「やっぱ、かの…………んぐ」

美空の口を手で塞いでおく

「初めまして」

「美空が無理言ってごめんなさいね」

「いえ」

「まただいぶ作ったな」

「だから暎太に手伝って……」

「美空？」

「はい……ごめん」



最初は美空さんが凄いパワフルって思ったけど清水も中々かも………流石姉弟……餃子を食べながら恵麻は思った

「美空さん、美味しいです！」

美空の顔がパァっと明るくなった

「ありがとう恵麻ちゃん！」



食事が終わると俺は恵麻を送っていった

「美空さんの餃子美味しかった〜美人で料理が出来るって……美空さんもモテるんだろうな〜」

「まあ、確かにモテるけど料理はそんなに出来ないんだよ、自分の好きなものだけしか作らないからレパートリーが少ない」

「全然いいよ〜極めるんじゃん、美味しいんだから、清水は贅沢……」

「暎太だろ？」

「あっ、癖で（笑）」

「明日から一緒に帰ろう」

「……うん」