「じゃあ、家に連絡しといてね、私これから買い物にいってくるから〜あっ、暎太、女子の髪ほどくなんてやらし〜」

美空はドアを閉めて下におりた

「あー、もう美空にはやられっぱなしだ」

俺はベッドにもたれた

「中々強引だね(笑)」

「ごめん、ホントごめん、美空にはかなわねぇ部分はある」

「私はどうすれば?」

「よかったら食べてやって……多分餃子作るから」

「餃子?」

「美空の得意料理だから……材料買いに行っただろうし、夜送るよ」

「あっ、じゃあ連絡しとく」

携帯をカバンから出した

「あのさ……」

「ん?」

「美空が言った事……だけど……」

「うん、どれの事だろう(笑)」

「付き合ってみればって……」

「……あー、付き合うって私よくわかんないんだけど……清水は付き合った事あるんだよね?」

「……ある」

「……さっきさ、ほっぺた……」

「うん、キスした……嫌だった?」

「うーん、よくわかんないけどそういうことばっかするの?」

「いや、まぁ、する事もあるけど……それは二人がそういう気持ちになったらで……」

「………」

「………」