「ハハッ何かおかしいね」
お腹を押さえて笑っていた
「クールって聞いてたのにさ、お姉さんと絡むと凄い子供っぽい部分があって……噂だけ信じても駄目なんだね」
「噂って本人はわからないんだからさ信じないでほしいよ」
「うん、わかった……で?」
「ん?」
「私は何で清水んちに来たんだっけ(笑)」
「あっ」
部屋の棚から木のオモチャを出した
「俺ね、こういう木の子供用玩具を作りたいんだよ」
「へぇ〜、自分で作るの?」
「…………えっとまだ具体的なことは未定」
「うん?」
「進路の話になって、これを横川に見せたかったから家に連れて来たんだよ」
「あ〜なるほど(笑)でも素敵な夢だね、いいと思うよ」
「ホントに?」
「うん!」
「何か横川ならわかってくれるかなって思った」
「わかる、わかる(笑)つーくんが遊ぶの想像しちゃう」
「俺もつーくんを想像した……可愛いいよな」
「うん、可愛いい」
「………」
「………」
「あのさ、この前お風呂上がりに髪おろしてただろ?」
「うん」
「濡れてなくてもうねってるの?」
「あっ、うん」
恵麻は髪をおろした