美空はベッドに座った
「何で座るんだよ、いつまでいるつもり?お茶でも入れて来て」
美空を追い出した
「……ごめん、びっくりしたよね」
「お姉さんがいたんだね」
「うん、恥ずかしいとこ見られたな……いつも買い物とかに付き合わされるんだよね、平気で抱きついてくるし腕組んで歩いたり」
「子供だけじゃなくてお姉さんにも懐かれてる?」
「まぁ……」
「あの……彼女がいるんじゃないの?」
「いないよ、多分美空といるところを誰かが見ていたんじゃないか?」
「友達が言ってたから……」
「本人が言ってるのに信じられない?」
「そう……だね」
「もしかして俺に彼女がいると思って避けてた?」
頷いた
「悪いかなぁと思って……」
「はぁ、だから極端なんだよ……彼女がもしいたとしてもだよ、クラスメイトと話さないなんてさ、普通に友達でも駄目な訳?」
「そうだよね……そっか(笑)」
「あー、もう〜ムカつく」
チュッ
俺は横川の頬に唇をつけた
「えっ……」
「何で俺が振り回されんの!」
「えっ?」
「えっ?じゃないよ、俺マジでへこんでたし……」
「ごめん……でも振り回してないよ」
「……わかってるよ、お前が俺のこと何とも思ってないことは」