マンションを出た
「横川は進路決めた?懇談会あるだろ?」
「う〜ん、一応保育の方に進もうかなって考えてるんだけどね、子供好きだし」
「子供に遊ばれてるのに?(笑)」
「もう〜あれはたまたま転げたからだし、清水は決めたの?」
「まぁ、俺も子供好きだから何か子供に関わることがしたくて……あっ、まだ時間ある?」
「うん」
「付いてきてもらっていいかな?」
俺は歩き始めた
横川は少し後ろをついてくる
「ん?歩くの早い?」
「ううん、隣を歩いていいのかなって」
「さっきもそんなこと言ってたよな?まぁ、すぐ着くからいいけど」
家に横川を連れて来た
「どうぞ」
「お邪魔します」
「うん、そのまま2階に上がって左の部屋のドア開けて」
言われた通りに2階に上がった
「ここは清水の部屋?」
「うん、見せたい物があって、適当に座って」
制服の上着を脱いでセーターになる
「エアコン入れるから横川も上着脱いで」
「えっ、ぬ?」
真っ赤になっていた
「あっ、ごめん変な意味じゃなくて……その部屋暖めるから、えっと帰る時に上着を着ないと外との温度差が……」
「……そうだね、うんわかった」