そんな横川を見ている俺は授業中笑いが込み上げてきて誰にも気づかれないように両手を口に当て笑いをこらえるのに必死だ



横川と初めて話したのは二学期のクラスの係が決まってからの最初の日

委員会に入ってない生徒はクラスの係に何かなることになっている

俺はちなみに図書委員である
クラスには何冊か本が置かれていてその本を整理したり図書館からクラス単位で何冊か借りれることになっていて俺が借りてきた本を教室の後ろにある本棚にしまっている時だった

隣に人の気配がしたかと思うとプリントと手が目に入ってきた

「うーん、やっぱり低いかな」

教室の後ろには生徒のロッカーがあり、そこにカバンや辞書などを入れるようになっている

掲示係になっていた横川は身長が低いためロッカーに遮られてギリギリ壁に手が届くくらい……

「横川?俺が貼ろうか?」

「えっ?あっ、でも係の仕事だから自分でするよ、ありがとう」

ニコッと笑った

その笑顔に少しドキッとした自分もいたがそこは冷静に……
それに<お願い>とか言わなかった横川にも少し好感が持てた