圭に指摘されるほど俺は横川のこと見てるのか?
まあ、でも避けられてるんなら……
別に好きでもないし……
放課後、学校からの帰りに聞き覚えのある声がした
「えー、えー」
「つーくん、こんにちは」
俺はつーくんを抱っこした
「清水くん、今帰り?」
「はい、お久しぶりです」
「家はこの近くなの?」
「はい」
「うちと近いのね、よかったら家に来ない?つーくんも嬉しそうだし」
つーくんが俺の頬をペチペチと触る
「つーくん、遊ぶか?」
「えー」
「じゃあ、少しだけ」
近くのマンションに着いた
つーくんとオモチャで遊ぶ
「はい、どうぞ」
お菓子とコーヒーを出してくれた
「ありがとうございます」
つーくんを抱きクッションに座る
「今、恵麻に寄るようにメールしたからもうすぐ来ると思うわ」
「あっ……そうですか」
「どうしたの?」
「いえ、いただきます」
つーくんにもお菓子を食べさせ、つーくんのほっぺたを手の甲で触る
「子供好きなの?」
「はい、好きですね」
「恵麻も好きなんだけどいつも子供に遊ばれててね(笑)」
「この間みたいな感じになるんですね(笑)」
「そうなのよ、一生懸命はわかるんだけどね、昔からよ、まあ、可愛いいけどね、妹みたいに可愛がってるけど」