しばらくして和稀がお菓子とジュース持ってあがってくる
亜希はベッドにうつぶせになり携帯をいじっていた
「ゲーム?」
「ううんSNS友達がアップしてたから見てた、ちょっと今日何でさっさと帰ったのよ、待ってたのに」
「須賀と話してたから、邪魔しちゃいけないだろ?」
「いてくれたほうがよかったのに」
「何で?」
「何でも……もういい」
「何だよ、言えよ」
「途中まで帰ろうって言われて、分かれ道のとこで付き合ってみたいな感じで…」
「はあ?早くね?話せるようになったらすぐ優位に立ったみたいに……そんな簡単に告るんだあいつは」
「まあ、早いと思ったし理由も聞いたから友達でって断ったよ」
「あいつ、一年の時から亜希のこと好きだったとはクラスの奴がいってたぞ、にしても早い」
「そうなんだ、まあ知ってはいてくれたみたいだけどね」
ため息つく
「あたしいつも理由聞くの、みんな絶対スタイルいいっていうの、もうさめちゃう、身体目的だなって、誰も性格のこと言ってくれない、須賀くんなんて好きとも言ってくれない、みんな付き合ってってばっかり……」
亜希はほっぺたをふくらます
「外見から入ることもあるだろ?女だって格好いいって好きになるだろ?一目惚れだってあるわけだし」
「そうだけど」
「亜希ってモテるんだな、クラスの奴から聞くまで俺、知らなかった」
「だからみんな身体目的だよ、こんなに胸大きくなくていいのに」
「モテないよりいいじゃん、俺は亜希の胸は好き、誰にも触らせたくないよ、成長課程を俺だけが知ってる」
「いやいや、和稀が勝手に触ってただけでしょ」
「小学生のときいいっていったじゃん」
「そんなずっとなんて思わないし、だんだんその……イヤらしい触りかたになってきてるし」
「それは成長とともに仕方がない、亜希の胸は俺のもんだって思ってたから最近亜希がモテるって聞いてちょっと焦ってる」
「えっ、あたしの胸って和稀のものだったっけ?(笑)」
和稀、胸をじーっと見てる
「さっき、メシの時起こしたじゃん」
「うん、恥ずかしかった、声でちゃって」
「ビックリさせちゃいけないと思ってそっと触ったけど声聞いてゾクッてなった」
「だって和稀はいつも強引に触って痛い時あるもん、女の子はねー、胸張るときあるんだよ」
「痛いのか、ごめんこれから優しく触る」
(触るのはやめないんだ、ん?何携帯出してんの?)
亜希は和稀の携帯を覗く
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