朝、玄関にて

「車でいかなくて大丈夫?、無理なら部活休みなさいよ」

「うん、和稀が鞄持ちしてくれるって昨日言ってたんだけどなー」

「和稀来たわよ」

「じゃあ、いってきまーす」

和稀は大あくびしながらやって来る

「起きれた?」

「起きた、んーねむー、鞄」

亜希は鞄を和稀に渡す

「足どう?」

「うん、大丈夫だけど、ジャンプできるかなーって」

「お前今日オールだろ?俺前半だからその時間に帰る?」

「よく知ってるね、いつも部活行くときに聞くのに」

「俺、キャプテンだから1ヶ月の表もらってるし」

「あー、キャプテンね(笑)」

「まあな」

正門に須賀が立っていた

「水野さん、おはよう、足どう?」

「おはよう、須賀くん、大丈夫よ、昨日はありがとう」

二人はそのまま歩いていく…須賀は二人の後ろ姿を見ていた

教室
「おーす」

「えっ、今日雨?和稀が早い」

「ばーか、(笑)降らねえよ、こいつの荷物持ち」

「どうかしたのか?」

「昨日足痛めちゃって、たいしたことないんだけどね」

亜希は自分の席へ

「何で和稀?和稀が怪我させたんか?」

「俺んちこいつの三軒隣り、言ってなかったっけ?」

「俺は同中だから知ってた」

「あ、昨日後輩が水呑場で誰か抱っこされていってたっていうのが水野か」

「多分な、バスケットボール踏んだらしい、須賀って奴が運んだって」

「須賀って水野のこと好きなんだぜ」

和稀はぴくっとなる

「あぁー?何情報?」

「俺一年の時、須賀と同じクラスだったんだよ、何かの時に聞いたことある、そんとき、俺同中だよっていった記憶がある……おい、和稀、目こえーよ」

「何で俺に言わねーんだよ」

「えっだって須賀の話でたことねーし」

「この間、俺も誰か水野に告ってふられたって聞いた」

「えっ」

「和稀、顔……恐いって、誰かはしらねーよ」

和稀は黙った


「亜希の胸は俺のものだし」

ぶつぶつとつぶやく

「はあ?胸ってそれはどうなの」

「和稀は水野のこと話さないじゃん、つきあってるのか?」

「付き合うって、どういうの?」

「じゃあ、お前と水野の関係は?」

「家が近所でー、小学校の頃から時間が会えば一緒に帰る?あと、週末は親同士仲いいから食事する、かな」

「わー、微妙」

チャイムが鳴ってみんな席に戻った


昼休みは男三人でお弁当食べていた

「亜希ってモテるんだ……知らなかった……」

「童顔で、あの胸はモテるだろ」

「そうか、モテる……ね」



亜希達は廊下に出て話していた

「あっ、水野さん」

「須賀くん、どうしたの?この階に用?」

「キャプテンの集合かかってるんだよ、そこの少人数教室で、じゃあね」

「それで南波もさっき通ったのか、ん?和稀ー」

教室に向かって呼ぶ

「何?」

「キャプテン集合っていってたけど」

「あっやべえ、今日だった、サンキュー」
あわてて教室を出ていく