春になり三年生に進級する
「和稀、起きて!寝坊した」
「んー、お前何の為に一緒に住むことにしたんだよ」
「お弁当入れる時間ないからコンビニ寄るよ、着替えて」
二人は急いでコンビニへ
「お前初日から何だよー」
「ごめんてばー、緊張して寝つき悪くて」
放課後
「亜希、道場に寄るから鞄持って帰ってて」
「あっ、わかった」
「和先輩(かずせんぱい)、私も行っていいですか?」
「いいけど、遅くなるから家に連絡いれとけよ」
「はーい」
(見たことない女の子だ、早くも一年生入ったのかな)
和稀が道場から帰ってくる
「ただいまー、風呂わいてる?」
「うん、どうぞ」
風呂場に直行する
「あー、腹へった」
「道場寄ってたらお腹すくよね、パンとか持っていく?」
「いや、大丈夫、今までもそうだったし、いただきます」
「味どう?」
「うん、上手いよ」
ガツガツ食べる
「味あわなかったらいってね」
「大丈夫、亜希のお母さんのほうが料理上手いと思うし、お母さんに習うだろ?」
「まあ簡単なものから教えてもらうけど」
「おかわり」
「はい」
(新婚みたい……)
「今日さ、女の子いたじゃん、一年?」
「ああ、道場出身だから即入ってきた、春休みから許可もらって来てたからな……クシュン」
「大丈夫?」
「今日急に思い付いていったから着替え忘れて汗かいて冷えたかも、クシュン」
「また大会まで寄る?」
「寄る」
「じゃあ、着替え持って行かなきゃね」
亜希はお風呂から出てきた
「あたしと寝るから狭くて冷えたかな?」
「いや、亜希のおっぱい触りながら寝たいし」
亜希は布団に入る
「人肌であったかいよ」
「ちょっと熱いんじゃない?薬飲む?」
「寝る」
亜希の身体を抱いて寝た
朝方
「和稀、熱いよ熱ある」
「うん、そうみたいだな」
「今日は休んで……無理しちゃ駄目、学校には言っておくからね」
「昨日雨にも濡れたからかな」
「雨降ったの?気づかなかった」
「ちょうど道場出るときかな、折りたたみ傘を千里(ちさと)に貸したから、俺近いから走って帰ってきたからな」
「ごめん、気づかなかくて……それですぐお風呂だったんだね」
「亜希のせいじゃないよ」
亜希は起きておでこに貼るシート持ってくる
「おにぎりとお茶ここ置いておくね、何かあったら電話して」
「うん、いってらっしゃい」
部活終わり亜希は帰ってくる
「どう?熱下がった?」
「うん下がったよ、おにぎりも食べれた」
「じゃあ夕食も普通食で大丈夫だね」
和稀のおでこさわる
「うん、オッケー(笑)」