亜希お風呂から上がり部屋に行くと和稀がいた

「あれ?びっくりした、メッセ読んだし返事もしたよ?」

「うん……でも今日色々あったから大丈夫かなって」

「ありがとう、うん一緒に帰りたかったな」

亜希はクッションに座る

「和稀以外の人に触られたの初めて、気持ち悪いね、恐かった」

和稀はベッドに座っていた、後ろからクッションに座っていた亜希の胸を触る
バスタオルが外れ亜希は和稀の方を上目遣いで見る

「亜希、いい眺め、エロいよ」

包むように触っていく

「……あっ」

亜希は声が漏れた

「立って」

「いや」

「どして?」

「下まだはいてないもん、動いたら見える、和稀も胸だけ?」

亜希はうるうるして和稀を見上げた
和稀はベッドからおりてクッションの隣に座る



「亜希の胸は確かに好きだけどそれだけじゃないよ、でも下に親いるし、お前と一線こえると止まらなくなりそうだから……学校でもしたくなったらヤバいだろ?(笑)」

「ケジメってつけられないのかな、バカ和稀(笑)」

涙をふいて笑顔になる

「よかった……胸だけじゃなかったんだ、不安だったんだー」

「明日からまた帰りに道場に寄るから気をつけて帰れよ」

「わかった」

「ん、じゃあ帰って飯食うから」

部屋を出ていった

(言葉でいってくれないと不安になる、付き合ってると思っていいのかなー、和稀って口下手だし、でも俺のものって信じていいよね)

ベッドに顔を伏せる




お正月二家族は集まっていた

「かんぱーい」

「今年もよろしく」



「えっ、異動になるかも?」

和稀の父に異動の可能性が出てきた

「県外?」

「そうなの、迷っててね、私の実家の近くなの、母が一人だし家もそこに住めるのよ」

「まあお母さん一人じゃこれからは心配よね」

「そうなの、でも和稀も今年受験生になるでしょ、あと一年遅かったらね、和稀をほっといて行くんだけど」

「俺は行かないよ、今の学校好きだしキャプテンいなくなったらどうすんだよ」

「っていうのよ」

「金さえ送ってくれたらいいよ、父さんについて行けよ」

「あんた、朝起きれないでしょ」

「じゃあ亜希と住む、亜希に起こしてもらう!」

「(笑)和稀らしいわ、亜希は料理出来ないよ」

「和稀……亜希に迷惑かけるんじゃないのよ」

「朝起こしてくれたら何とかなるよ、なー亜希一緒に住もうぜ」

「和稀がどうしてもっていうならいいけど……」

「でも同棲となるとねー」

「まあ親としたら心配だな」

和稀の両親は顔見合わせる

「でもさ、知らない女連れ込むほうが心配じゃね?亜希、上がろうぜ、あとは二人で決めて、俺は残る」

「あっ、うん」
ポテチを持って二階へ行く