気がつけば3年が経とうとしていた。

星夜は両親に預けて、私は働き始めた。
快諾してくれた両親には感謝してもしきれない。ただ、両親は彼のことを心配しているようだった。無理もない。

今年のクリスマスイブも、味噌汁を作ることはやめなかった。
やめたくなかった。
やめるわけにはいかなかった。
ちょっとずつだけど、星夜は成長していった。
背も伸びたし、よく笑うようになった。
そんな星夜を見ているのが、最近の私のささやかな楽しみでもある。