安藤心咲は村山蒼生と結婚してから半年が経ち、クリスマスイブを迎える。蒼生は誰も見つけることができていない星を探すという自分自身の夢を諦め切れず、心咲に告げる。夢を追いかける蒼生が好きだった心咲は当然止めることができず、送り出す。そのとき、心咲のお腹には蒼生との子どもがいたが、そのことを話すことは出来なかった。

それから約束の1年が経ったが、蒼生から帰ってこられないという連絡がくる。子どもが生まれた心咲は、1人では心細く自分の両親を頼ることに。子どもは星夜と名付けた。蒼生に似て星を少しでも好きになってほしいという願いが込められている。
クリスマスイブに、心咲は蒼生が好きだった味噌汁を作り続けるようになる。

3年が経ち、蒼生からの連絡が途絶える。蒼生の知り合いが何度か家を訪ねてくるが、めぼしい情報は得られない。

6年後のクリスマスイブ。
いつものように味噌汁を作っていると呼び鈴が鳴り、心咲は駆け出す。ドアを開けるとそこには蒼生がいた。