「有明さんが来てくれたおかげで、俺も自分の進路に前向きになれた。本当は病気の旭の邪魔にならないような道を選ぼうとしてたけど……有明さんのおかげで本当に好きなことに正面から取り組んで行きたいって思えるようになったんだ。太郎のことだって――俺、腐れ縁だったはずなのについこの前まで名前もなかったんだもんな」
「ま、太郎くんの名付け親はきららだけどね」
温かい気持ちを抱きながら、「こちらこそありがとう」と私も二人にお礼を言う。
「私も二人に会えて、嬉しいよ」
「とりあえずまずは試験だね。中間が終わったら夏休みだし、皆で遊ぶためにも頑張ろっ!」
五時間目の授業は確か理科室で行われるはず。
移動教室に備え、私達はテラスの椅子から立ち上がった。
「ま、太郎くんの名付け親はきららだけどね」
温かい気持ちを抱きながら、「こちらこそありがとう」と私も二人にお礼を言う。
「私も二人に会えて、嬉しいよ」
「とりあえずまずは試験だね。中間が終わったら夏休みだし、皆で遊ぶためにも頑張ろっ!」
五時間目の授業は確か理科室で行われるはず。
移動教室に備え、私達はテラスの椅子から立ち上がった。
