「とりあえず動かなくなってしまったこのゲームを、誰か技術者の方に復旧していただきたいです。このソフトの中身が少しでも見られるようになったら、私達がすべきことが見えてくると思います」
「そうね。大まかな話は聞いたけど、やっぱりどんなゲームなのかは私も実際に見てみないと始まらないわ」
「じゃあアムールゲームスに在籍していたエンジニアに連絡を取ってみるかい?」
「でも、アムールの社員は解散してしまったって……」
「駄目で元々だよ。何事もやってみないと分からない。失敗した時のことは、その時になってから考えれば十分だ」
社長の穏やかな瞳の奥に、静かながらも強い意志を感じる。
(そうだ。私だって約束したんだんだから――)
「分かりました。連絡してみます」
社長の瞳を見つめたまま、私はゆっくりと頷いた。
「そうね。大まかな話は聞いたけど、やっぱりどんなゲームなのかは私も実際に見てみないと始まらないわ」
「じゃあアムールゲームスに在籍していたエンジニアに連絡を取ってみるかい?」
「でも、アムールの社員は解散してしまったって……」
「駄目で元々だよ。何事もやってみないと分からない。失敗した時のことは、その時になってから考えれば十分だ」
社長の穏やかな瞳の奥に、静かながらも強い意志を感じる。
(そうだ。私だって約束したんだんだから――)
「分かりました。連絡してみます」
社長の瞳を見つめたまま、私はゆっくりと頷いた。
