「……あれ?」
じっくり見ようとビラをスリーブから抜き取った私は、思わず手を止める。
ビラと裏のページの資料に挟みこむように、小さな白い封筒がしまってあることに気付いた。
(なんだろう、これ)
封筒の中から硬い感触が伝わる。気になって封を開けると、掌にSDカード型のゲームソフトが転がり出た。
「『約束のエトワール』……?」
カードに貼られた白いシールに、手書きでゲームのタイトルが記されている。
ここまで見て来たアムールゲームスのコンテンツの中では、一切記憶にないタイトルだった。
(どんなゲームなんだろう)
もしかしたら、まだ世の中に発表されていないゲームなのかもしれない。世の中に出ていないゲームだとすれば、その存在はアムールのファンだった横江さんすらも知らない可能性がある。
もしかしたら自分は大変なものを見つけてしまったのかもしれない――
そんな考えが頭によぎった時、埋蔵金を発掘した探検家のように、私の心臓はばくばくと脈を打ち始めた。
じっくり見ようとビラをスリーブから抜き取った私は、思わず手を止める。
ビラと裏のページの資料に挟みこむように、小さな白い封筒がしまってあることに気付いた。
(なんだろう、これ)
封筒の中から硬い感触が伝わる。気になって封を開けると、掌にSDカード型のゲームソフトが転がり出た。
「『約束のエトワール』……?」
カードに貼られた白いシールに、手書きでゲームのタイトルが記されている。
ここまで見て来たアムールゲームスのコンテンツの中では、一切記憶にないタイトルだった。
(どんなゲームなんだろう)
もしかしたら、まだ世の中に発表されていないゲームなのかもしれない。世の中に出ていないゲームだとすれば、その存在はアムールのファンだった横江さんすらも知らない可能性がある。
もしかしたら自分は大変なものを見つけてしまったのかもしれない――
そんな考えが頭によぎった時、埋蔵金を発掘した探検家のように、私の心臓はばくばくと脈を打ち始めた。