それからも毎日、あのグループは放課後集まって、ヒソヒソ話をしている。
光留もおそらくその、『先生を堕ろさせる会』というグループに入らされた訳だが、実際に実行犯となることは無かった。
だから、いわゆる口止めをさせるための同盟だ、と光留は思っていた。

光留が放課後、部活動のために教室で着替えていると、またしてもグループが話し合っている。静まり返った教室では、その内容は離れた光留にも聞こえてきた。
それは、思いもよらない内容だった。