教室に戻った光留は、席に着き、クラスメートと一緒に給食を口に運ぶ。
が、なかなかそれは喉を通らない。

そんな光留の様子を見かねてか、彼の隣の席の女子が声を掛けた。

「大丈夫?」
「うん……」

光留は答えたが、その後も給食は食べられず、残してしまった。