「付き合うのは無理。ごめんね」




そう告げると、その子は堪えていた涙を零して頷いた。


今度こそ、と思い教室へ向かおうとする。


今何時だ?
弁当食べる時間あるかな?




「ちょっと待ってよ!!」




驚いて振り返る。




「なんで駄目なの!?」


「この子のどこがいけないの!? こんなに可愛いのに!!」


「好きって言ってるじゃん!!」




……はぁああ!?


俺とあの子の間の事を、なんで外野がまだ言ってくんの!?


たった今終わったじゃん!
お前らもそれ見てただろ!?


で、なんであんたは黙って言わせてるんだよ!