「さあ、聖夜くん! どんと来いっ!」


「じゃあ、このイチゴパフェにするよ」


「じゃあ私も聖夜と一緒にしよ〜っと!」


「あんたは? 頼まないの?」


「私は……いいの!」




俺はボタンを押して店員を呼ぶ。




「はい、お伺い致します」


「イチゴパフェ3つ、お願いします」


「えぇっ!? 聖夜くん、私、」


「うるさいなぁ。俺が2つ食べるの」




なんて。
奢ってもらうなんて最初から冗談のつもりなわけで、本気じゃない。