「……ゆうちゃん忙しいから、あんまり連絡してないんだ。でも、たまに手紙が来るよ」
「そうなんだ。手紙なんて新鮮~」
「ふふっ」
私とゆうちゃんは繋がってる。
私とゆうちゃんは、2人で1つなの。
だから、今は寂しくても平気だよ。
だってもうすぐ、逢えるもんね。
すっかり空は暗くなって、バスの時間が近いことから瑞希ちゃんは帰ることになった。
「それじゃあ、お邪魔しましたー」
「瑞希ちゃん、今日はありがとう。また遊ぼうね」
「うん。……あのさ、私のこと、呼び捨てでいいから」
「え?」
「私も、さつきちゃんのこと、“さつき”って呼ぶから!」