タバコを吸い終わると、

俊はこっちにおいでと手を伸ばした。

俊の太ももに横向きで座るように

俊の肩に私の手をかけ、俊は私の腰当たりに

手を添える。

「近いよ~!」

「近いって、すでにちゅーしてんじゃん!」

「あっ、そーだよね!」

ドキドキが俊に聞こえそうで、また私は

どんどん話しだす。

仕事の話から、過去の恋愛の話しから、

何でも話した。もっともっと知りたいし、

知ってほしくて。

本当の私でいれる。素で。あれこれ何も考えず

自然に。すごく心地いい。