あれこれ話しながらちょっとした山林に入る。

数台停めれる駐車場になっていて、

夜は夜景でも見えるのだろう。

俊は、車を停めタバコに火を付ける。

「桜さんもタバコ吸っていーよ!」

「ありがとうございます。」

二人タバコに火を付け、この前の続きの

話しが始まるのだろうという雰囲気。

「あのさ、やっぱり諦めらんないんだわ。

俺の彼女になって欲しい。」

「いや、この前話した通りで。お互いの

立場考えてます?」

「わかってるよ。でも、俺は本気で好きだ。

せいぜい月一かもだけど、必ず会いにくる。」

「あの…いや、そーゆー問題じゃなくて。」

ーーやばい。この感じ押されてるーー

「あの…ノート!ノート!はい!

本社へ行っても頑張って下さい!」

「ありがとう!桜さんと一緒なの?高校生

みたいだな!あはは。ありがとう。

大事に使うよ。」

「そう?高校生?いや、仕事で使うじゃない
 
ですか!だから…それだけ。」

「ありがとうね。」