今まで翡翠が飲酒してるの見たことないなあ、と思っていたけれど、そういえば成人してから一度も会ったことがなかったからだ。
「シャベルと喋る、かけてる?」
「でも、人を殺したんだとしても、だ」
「無視された」
「ここに来てくれたなら、それで良いや」
目を瞬かせた。
翡翠ってやっぱり少し変わってる。
「そんなだとダメ女が寄生してくるよ」
「お前が言うな」
二人でケラケラ笑った。
ビールを飲んで、私はまた翡翠のベッドで眠った。
深夜、目が覚めてソファーで眠る翡翠の寝顔を見た。
静かに眠っていた。
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