「竜二、どこか部屋」
「じゃあ寝室へ」
三人は寝室に入った
部屋から雫の叫び声がした
「痛ーーい!」
「びっくりした(笑)」
美咲は食べてる箸が止まった
「凄い声だな」
「でも、俊がしてるからな」
「そうそう」
男達は俊の施術に信用をおいていて食事をつづける
「痛い……痛い……やー、あー」
「ちょっとエロい想像してしまう」
「ばーか、どっちかというとお産でしょ(笑)」
「お産てあんなに声出すんだ」
「産んだことないけど痛いって聞くもんね」
「そりゃそうでしょ」
「雫ちゃん痛い?我慢して、明日楽になるから」
雫の暴れる身体をおさえる竜二
「もう一回治ったらマッサージしにきてやるから連絡くれよ」
「うん、わかった」
竜二は雫の頭をなでる
「竜二さん、ティッシュ」
「うん」
雫の汗をふいてあげる
暫くすると三人が出てきた
「おっ、凄い声だったぞ(笑)」
「痛かったです」
ソファーに雫は座った
「竜二が少しでもほぐしてやれよ」
「わかった」
雫の隣に座り背中をさすってあげる
雫は疲れて暫くソファーにもたれていた
「竜二さん料理を部屋から出してきて」
「うん」
「竜二って本当に雫ちゃんの言うことよく聞くな」
「甘えてって言ってるからな(笑)もっとワガママ言って欲しい」
「私のワガママはあまり聞いてくれなかったけど?」
「ふっ、美咲とはワガママの度合いが全然違うよ」
「どこが違うんだろー」
「気付かないのがそもそもじゃないの?(笑)」
綾につっこまれる
「確かに(笑)」
「いいんだよ、美咲のワガママは俺が聞くんだから」
広樹がフォローしてくれた
竜二が料理を部屋から出してきた