竜二も帰って来て、男性陣も集まり始める
竜二が乾杯の音頭をとる


「みんな、飲み物いったか?じゃあ今日はお疲れ様。乾杯~」

「乾杯~」



みんな食事を始める

「俊(とし)、酔う前にマッサージしてくれよ」

竜二が俊に声をかける


「いいよ、竜二と忍はしとかないと。明日大変だよ」

「俊さんはマッサージ師なんですか?」

「資格は持ってるんだけど仕事にはしてないんだ。よっぽどの客がこないと食ってはいけない。今は素人の安いマッサージ店とか沢山あるしね。知り合いに頼まれたらしてあげるくらいだよ」



「俺下半身だけでいい。先やって」

忍はリビングにうつ伏せになる


「竜二さん私の敷布団部屋から持ってきて下に……」

「あぁ、そうだな」



竜二は雫の部屋に行き布団を持ってきた

「ほい」

「ん、サンキュー」



三十分程して竜二と交代する

「おっ、やっぱり竜二は足に来てるな。いつも動いてる忍とは違う、明日筋肉痛だな」


「実はもう肩が痛いんだ」

「ふくらはぎもヤバイって、それより俺が気になるのは雫ちゃんの身体」



「私ですか?どこも痛くないですよ?」

「気付かないだけで怪我してるの庇うから反対に負担かかってるはず」



竜二の施術を終えると布団を持って立ち上がる