雫は診察を受ける
「骨折してますね」
「やっぱり骨折……」
「処置しますね」
雫は足首をがっちり固定され片方だけ松葉づえをついた
「明日はまだ動かないように」
「はい」
竜二の車でマンションに帰る
竜二のマンションの部屋
「ありがとう。竜二さん仕事行ってもいいよ」
「今日は休んだよ。雫ちゃん歩くの大変だしね、明日は会議があるから仕事行かなきゃだけど」
「ごめんなさい、迷惑かけて」
「一人だったら大変だよ。やっぱり側に誰かいるっていいよね(笑)甘えていいからね」
雫のおでこにチュッとキスをした
「ありがとう……あのね、高い椅子が欲しい。足が伸ばせるやつお店のカウンターみたいなの」
「早速動くこと考えてるし(笑)」
「だって食べることはしなきゃ」
「今日は動かないで我慢して……何か買ってくるから」
「……はい」
雫はシュンとなる
夕方竜二は買い物に出かけた
「もしもし、母さん?」
「竜二、雫がヨガしばらく休むって連絡きたけど、何があったの?別れたとか?」
「いや、飛びすぎでしょ。俺らこれからなのにさ……昨日雫ちゃん自転車で転げてさ、ちょっとひどい転げ方したみたいで骨折したんだよ」
「骨折ー!」
「うん、でさ、今日は仕事休んだからついててあげれるんだけど明日会議あって休めないんだよね。雫ちゃんのことだから動くと思うんだ。それで三日間くらい午前中だけ土居さんをよこしてくれないかな」
「いいわよ、そういうことなら」
「鍵はあるだろ?エントランスの暗証番号だけ0804に変えたから伝えといて」
「わかった」