土曜日、朝から雫はせっせと料理を開始する
竜二はリビングの掃除と忍の寝具の準備などをすませる
「じゃあ、竜二さん私先に出るね」
「いってらっしゃい、チュッ」
雫のバイトが終わり玄関を開けると靴が沢山あった
(あれ、まだ店にいる時間じゃないのかな、十人?料理足りるかなー)
雫はそっとドアを閉めて買い物に出かけた
竜二は時計を見ていた
(もう、帰っていいはず……)
竜二は玄関の方に向かう
(靴が揃えてある……)
ドアが開いた
「あっ、竜二さん」
「おかえり。遅いからどうしたのかと思って、靴が揃えられてたから一度帰った?」
「うん、人数多かったから少し買い物に」
「疲れてるんだからお菓子とかでいいのに……シメもあるんだから」
「でも、せっかく来てもらってるから……」
「もう、可愛いんだから。チュッ」
おでこにキスをした
「やー、自転車こいで汗かいてるのに、酔ってますか?」
「まだ、そんなには(笑)みんな雫ちゃんに会いたいって二次会がここになった」
「それで早かったの?」
「うん、ごめんね。行こう!」
リビングのドアを開ける
「お待たせ~」
雫は拍手で迎えられた
「こんばんは」
雫はダイニングに向かい、冷蔵庫を開ける
(竜二さん、食べるもの一つしか出してないじゃない)
雫は冷蔵庫から料理を出していく
「どうぞ」
皿を置いて竜二をひっぱっていく
「何時に来たの?」
「九時過ぎだよ。みんな食事は店で食べてるよ。ゆっくりでいいよ」
「飲み物が足りなくなると思うよ」
「じゃあ買ってくる?一緒に行こうか?まだそこまで酔ってないし」
「そうしてくれると助かる。重いし」
「じゃあ、他にいるもの聞いてくる」
二人は買い物に出かけた