竜二のマンションに戻った二人


「明日何時に私は行けばいい?」

「昼前くらいに本社ビルに来て、受付には言っとくからタクシー使っていいからね、チケット渡しておく」

「わかった」

「指輪してきてね」


竜二は雫の指を触った

「ねえ、よくサイズわかったね」

「寝てる間にね(笑)」



ピンポーン

竜二が対応する

竜二は郵便物を開け雫に渡す

「これで生活費おろしてね」

「わざわざ口座作ったの?竜二さんがくれてもよかったのに」

「それも考えたけど雫ちゃんが家賃払うっていうからさ、この口座に入れとけば自動で引き落とすようにしたから」

「わかった。じゃあ管理します」



「足らなかったら絶対言って、自分で出さないでね。今度集まる時は後でみんなに少しもらうから」

「はい、ビールだけ買い物に付き合ってください。ケースで買うでしょ?」

「うん、わかった。じゃあバイトまでゆっくりしようよ」



雫に近付いてキスをする

「あのごめんなさい。やること沢山ある」

「えっ、何?洗濯物なら入れておくよ」

「夕食の準備と、えっと、じゃあバイトから帰って色々するのとどっちがいい?」


「んー、バイトから帰ってゆっくりかな?」

「でしょ?だから我慢して」



雫から竜二のほっぺにチュッとキスをした

「そんなことされたら我慢出来なくなるよ(笑)」

「っん、ダメ竜二さん」


竜二は長~いキスを雫にする

「ごめん、夜まで待つ……」

「はい(笑)」

雫は買ってきた物を片付け夕食の支度をしていた

竜二は本を読みながら時々雫に話しかけ、雫の足音を聞きながらソファーでうとうとする

雫は竜二にタオルケットをかけ静かにバイトに出掛けた