「雫ちゃん……」
竜二は雫に軽くキスをしてもう一度長いキスをした
「んっ」
雫は竜二の体を少し押した
「苦しい……」
「息していいんだよ」
「私よくわからなくて」
「うん、わかってるから」
雫を軽く抱き締めた
「大人の竜二さんからしたら私はまだまだ子供で、その……我慢させてますよね?」
「俺のほうこそ雫ちゃんに同棲しよって言ってさ、体目的みたいに思われるの嫌だからあえてしなかった」
「魅力がないのかなって」
「雫ちゃんのこと大切にしたいからね。Hが重要じゃなくて、一緒にいてくれることの方が俺には大事なんだよ」
「でも、相性が悪いとか合わなかったら別れるとか本に書いてあったりとかして……竜二さん経験豊富だし……」
「そんなの信じないでよ。二人がちゃんと好きなら大丈夫だし、Hだけで将来の相手を決める訳ないじゃん」
竜二は雫を抱き上げて寝室に向かった
ベッドに座らせてクローゼットから指輪を出してきた
「もう一つプレゼント」
雫の左手の薬指にはめた
「ふぇ、ふぇーん」
子供の様に泣き竜二に抱きついた
「全部サプライズすぎですぅー」
「雫ちゃん、俺のお嫁さんになってください」
「ふぁい」
雫は顔をぐしゃぐしゃにして泣き竜二はバスタオルで優しく拭いてあげた
「泣かせちゃった」
「だ、だって……嬉しすぎて」
「可愛いな~」
竜二は雫の涙を拭いてあげると優しくキスをした
「本読んでるってことはこの後どうするかわかってるよね?」
「痛い?竜二さんは初めての人と一杯してるから大丈夫なの?」
「それは人によると思うけどね、俺も優しくしたいとは思うけど(笑)……無理はしないから言ってっていうか雫ちゃん、昔の女のこと思い出させないで、雫ちゃんとこれからスルのに……普通嫌がるでしょ」
「でも、竜二さんが私のこと好きでいてくれるから大丈夫なの(笑)」
「あー、もう可愛い」
雫をベッドに寝かせて軽いキスを体に何度も落としていき雫は竜二のリードで二人は繋がった
「大丈夫だった?」
雫の頭を優しくなでる
「……恥ずかしかった」
竜二のたくましい胸板に頭をつける
「今日は疲れただろ、このまま寝ていいよ」
「はい」