本社ビル、竜二の部屋に山口が訪ねてきた

「部長、当日の配置見てもらえますか?」

「ああ」


「抽選のおかげで売上が伸びてるそうです」



「まあ、そうだろうな(笑)、九時に終わったら今年の新入社員に駐車場のゴミ拾いな。

あと飲み物つけてやって、七時の時点で近隣の店舗から食べ物と飲み物をすぐ運べるようにと厨房の人間も確保」

「はい」

竜二の言うことをメモをとる



「向こうの会社は何か言ってきてるか?」

「真中さんは来ないのかと(笑)」

「(笑)しつこいなー」

「もしよろしければご関係を」

「元カノだ」

「さすが部長、あんな綺麗な人が彼女だったとは」



「まあ、あいつは美人だけど、どうやら俺はかわいい子が好きみたいだ(笑)もう六年も前のことだ。

この間サークルの仲間で呑んだら早速利用してきやがった。したたかな女だよ。夕方からプライベートで顔だすからな」

「本当ですか?」

「ああ、可愛い彼女と行くよ」

「楽しみにしてます」


山口は企画に戻っていく