「お店の売り上げに貢献しなきゃだね」

「はい、明日は何時に出ますか?」

「六時に起きる」

「はい」

「あー明日は一杯頭下げる日だー」

竜二は思い出したように頭を下げた



「上の人は大変ですね」

「明日は朝ごはんしっかり食べる」

「はい、ご飯炊いておきますね」

「ごめん、結局家事甘えてる」

「好きなんで大丈夫です。それに私も前よりいいものを食べさせてもらってます。贅沢すぎて逆に申し訳ないです。」



「よかった。いい子見つけた(笑)」



「ご飯の用意して、寝室エアコン入れて来ますね」

竜二も重い腰をあげて寝室に入る


(あっ、携帯リビングに忘れた……ん?美咲からか、どうせイベントのことだろう、ほっとけ)

竜二は先にベッドに入る

「雫ちゃんまだ~?」

「はーい、今行きまーす」



(眠い……)

竜二はウトウトし始めた


「電気消しますよ」

「う……ん」

すぐにスースーと寝息が聞こえてきた


(私、竜二さんの寝顔好きかも(笑))


「雫……ちゃん、もっと……ひっついて……」

「暑くないですか?」

「大丈夫……おやすみ」

「お休みなさい」

(眠りに入っていく竜二さん、可愛すぎです)


雫の携帯が五時半に鳴る

「ん……」

「もう少しいいですよ」

「うん」

雫はベッドから起きて鮭を焼き卵焼きと味噌汁を作る



「竜二さんご飯出来ましたよ。起きて下さい」

「んー起きる」

体を起こした

「嫌だなあ、はぁ」

「一緒にご飯食べましょ」



竜二はダイニングに向かった

「いただきます」

「うん、美味しい」

竜二は朝ごはんを終えて支度をする

玄関で雫は見送る



「竜二さん……チュッ」

雫はほっぺたに軽くキスをした

「水分とって下さいね」

「うん、ありがと、いってきます」

雫の唇に軽くキスをお返しして舟木店に向かった