雫は竜二の着替えの中から服を選びシャワーをする

雫は緊張してきた

(もしかして……スルのかな……)


シャワーを終えて寝室に行くと竜二はスースーと寝ていた

雫が入れるように奥側に……

(疲れてたんだ(笑)寝顔可愛い、おやすみなさい)



朝六時にタイマーが鳴る

(ん?いつもと音が違う、どこで鳴ってる?)


竜二は目を開けて横を見る

(雫ちゃんの携帯か)


タイマーを解除した

(泊まってくれたんだ)

雫の頭をなでてゆっくり雫を抱き締める

(ウエスト細いな)

「うーん暑い……」

「クスクスっ」

雫の脇腹をこそばした

雫は目を覚ました

「こそばいです~」

「目覚ましなったのに起きないからだよ」

「えっ、鳴りました?」

「うん、俺が止めた(笑)」


「いつも何時に起きるかわからないから六時にしたんですけど早かったですか?」

「いつもは七時にタイマー入れてる。雫ちゃん朝弱いの?」


「いえ、中々寝付けなくて慣れないお布団と竜二さんと一緒に寝るのに緊張しちゃって」

「可愛い~」

雫にまた抱きついた

「あの、服お借りしました」

「うん、俺が言ったんだもんね」

「覚えてますか?」

「なんとなく、ごめんね昨日愚痴って」


竜二は雫のおでこに自分のおでこを当てる

「仕事頑張る。チュッ」


雫の唇に軽くキスをする

雫は真っ赤になっていく


「初めてしちゃったね。可愛いよ」

雫は竜二にピタッと顔をうずめてひっついた

「何か食べますか?」

こもった声で尋ねる

「何か出来るの?」

「冷凍ごはんあるので雑炊とかチャーハンとか何でも……」

「じゃあ雑炊でお願い」

「はい」



雫はベッドから出て朝食の準備を始める

二人は一緒に朝食を食べた


「夏休みに入るなら荷物運ぶといいよ」

「あっ、はい今日着替えとか持ってきますね」

「また一緒に寝よ(笑)」


「はい、今日はクリーニングも出しておきます」

「これお金渡しておく。また休みになったら色々決めようね」

「はい、わかりました。ではお預かりします」

「ご馳走さま」


仕事に行く支度を始める

「じゃあ、行ってきます」

「いってらっしゃい」



(新婚みたい……)

二人は同時に頭に描いた