サクラスーパー本社
竜二は本社に戻ると経理に向かった
「部長、お疲れ様です。舟木店の五、六月の明細出しておきました」
「ありがとう。あとレジが一台壊れてるから修理の見積り出して部長に回して、それとエアコン業者が会社畳んでたから本社に入ってる業者に見てもらった。請求きたら舟木店につけておいてくれ」
「はい、わかりました。さすが部長ですね(笑)」
「普通だよ(笑)」
本社ビル六階に戻る
「お疲れ様でした」
「あっ、悪いバタバタして連絡するの忘れてたな、残業させて悪かった」
「いえ、仕事してたので大丈夫です……アイスコーヒーでも入れましょうか?」
「頼む」
竜二は自分の椅子に座って目をつむり暫く頭の整理をする
「あーーー、疲れた」
「お疲れ様です」
気がつくと真木がコーヒーを机に置いていた
「あっ、声が漏れたな(笑)」
「いえ、(笑)部長、夏休みも取って下さいね」
「夏休みか、八月四日の予定は?」
「大丈夫ですよ」
「じゃあ一日はその日で、後は君の休みを優先して構わないよ。休む日が決まったらメモ置いておいてくれ」
「わかりました」
「もう、上がっていいよ。残業つけていいから」
「はい、ではお先に失礼します」
「お疲れさん、あっ明後日は舟木店に寄ってから出勤する」
「はい」
(あー俺も帰ろう。雫ちゃんの酢豚食べてビール飲もう)