「屋台の唐揚げって高いじゃないですかー、でも買っちゃうんですよね。うちのお惣菜を出してるパックはやめて白い上が開いてる入れ物とかトレーとかにしたほうがいいですよ。串で食べやすいようにとか持って帰る人には袋渡してあげて、いつものパックだと量と金額がだいたいわかってしまうでしょ?店からどんどん作って出せば温かいの食べれるし」



竜二は食べながら頷いていた

「ご馳走さま、これからちょっとまとめる」

「はい(笑)」

竜二は雫の言ったことを書き出していく


「あっ」

「何?」

「雨の日のことも考えておいて下さいね」


竜二は急いでメモした

「駐車場もどこか借りれるなら……」

「ほぼ雫ちゃんの企画だね(笑)俺も総務なのにいいのかな」

「でも、頼まれたんでしょ?慕ってくれていいじゃないですか?」

「ありがと」




山口と個室のある居酒屋にて話していた



「部長、人集まりますよー」

「だろ?」

「明日すぐまとめてうちの部長に通しますね。日があまりないので、通ったら進藤さんに連絡します」

「上手くいくといいな(笑)」

「はい!酔う前にもっと詰めていいですか?」

「だな(笑)」





タクシーで竜二のマンションに到着した



(あー、呑みすぎた)

「水……」

冷蔵庫をあけるとマグカップにスープが入っていた


ダイニングテーブルにメモが置いてあった

『朝スープ温めて飲んで下さいね 雫』


(ふっ、可愛いすぎるだろ、メールじゃないところが雫ちゃんらしいな(笑)呑み会を邪魔しないところが………)

水を飲み干して寝室に向かう