玄関を出ていった
(意外とあっさり引いたな。エントランスの番号変えよう。雫ちゃんの誕生日にするかな……もうすぐだ)
竜二は雫にメールを送る
‘雫ちゃん、お疲れ様。今日はゆっくりできなくてごめんね。今、肉じゃがとビール呑んでます。エントランスの番号かえたから次から間違えないでね0804だよ’
九時過ぎて返事がくる
‘お疲れ様です。休日出勤ご苦労様でした。番号了解しました。お休みなさい’
別の日、雫の家
雫がお風呂に入っていた間に竜二からメールが入っていた
‘今帰って晩酌中~、旨い~、布団干してくれたんだね。暖かかった。無理しないでね、俺はとっても嬉しいけど’
写真つきで送られてきた
‘お疲れ様です。竜二さんの為を思ったら家事も楽しくてついやっちゃいます。やり過ぎだとおもったら言ってくださいね’
‘全然!助かる。おかずが美味しすぎてビールがすすむ。運動しなきゃ(笑)’
‘暑くなってきましたからね、ビールの美味しい季節です(笑)飲み過ぎないように’
‘はーい、お休み’
‘お休みなさい’
(これが付き合うってこと?メールだけで緊張する。何かおかしなこと書いてないかな)
雫は一人で真っ赤になっていた
(写真可愛い……保存しよっと)