竜二が寝ている間、雫は家事をこなし時間になり寝室に行く

「真中さん、起きてください。おうどんできましたよ」

「うーん」

「体起こせますか?ダイニングで食べて欲しいんですけど」



竜二はゆっくり体を起こしてぼーっとする

「大丈夫ですか?」

「ん」

竜二は立ち上がり、ダイニングに行く



「あの、土鍋もどんぶりもないので鍋焼きうどんなんですけど皿うどんです(笑)寝室に運べなくて……」

少し深めの皿にうどんと具がはいっていた。

「熱いですからね」

「フーフー、ズルズル、ん!上手い」

「よかったです(笑)」

「部屋も片付けてくれたんだね。ありがとう」

「いえ、このくらい、食事のお礼ですよ」

「雫ちゃんは食べないの?」

「私はお昼過ぎに食べましたよ」

「夜は?」

「今日はお昼が遅かったのでバイトから帰ってから食べます」


「一緒に食べたかったな……食べる時に誰かいるってやっぱりいいよね」

「あの、真中さんはいつから一人暮らしを?」

「大学だよ。雫ちゃんと同じ大学」

「そうだったんですね。それで大学の近くなんですね」

「まあ、親の金だけどね」

「そうなんですか?」


「ごちそうさま、美味しかった!」

「はい、汗かきましたよね。着替え持ってきます」

リビングに畳んであった洗濯物の中から持ってくる

「あの、もう一度薬飲んでくださいね。あと熱ある間はお風呂駄目ですよ」

「わかった……雫ちゃん?」

「はい?」

「今度の土曜日会える?」

「あっ、はいわかりました。では、私はバイトあるのでこれで帰りますね」

「ありがとう」



雫は帰っていき竜二はベッドに横になった



(俺、今回マジかも……)



次の日竜二から‘復活したよ’とメールが入っていた

(よかった……)