雫は部屋から出ていきボタンを押してもどってくる
「ごめんね、洗濯までしてくれたんだ。家事させちゃって本当にごめん」
「そんなことないですよ。私家事好きなんです」
「いい子だね」
雫のほっぺたを優しく触る
「まだ熱いですよ」
雫は竜二の手を触って布団に戻す
「ちゃんとお休みとらないと体壊しますからね。せめて、土日のどちらかは休んでください」
「そうだね、仕事一段落したからこれからはゆっくり休むよ。雫ちゃんも何か食べた?」
「はい、うどん買ってきてたので食べましたよ。真中さんの分もありますよ。バイト行く前に作りますね」
「今日はお金使わせちゃったね」
「いえ、調味料とかこれから使うものばかりなので持って帰って使いますよ。大丈夫です」
「置いて帰ってもいいよ」
「でも、真中さん料理しないでしょ?」
「雫ちゃんが作りに来てくれれば」
「そんな、私の料理なんて、いつも美味しいもの食べてる真中さんのお口に合うかどうか」
「いつもなんて食べてないよ。俺だってスーパーやコンビニのもの買うよ。リビング見ただろ?今日のお粥美味しかった。もっと雫ちゃんの料理を食べたい」
「ありがとうございます。もう少し寝てください。四時すぎに起こしますから」
「退屈でしょ」
「大丈夫です。やること沢山あるので」
「わかった」