「竜二さん起きて」

「うーん、朝?」

「そう、時間ないよ」



竜二は起き上がった

「眠い、だるい」


ダイニングにぼーっと歩いて行く

「食べれる?」

「あんまり食欲ない」

「味噌汁だけでも飲んで」

「わかった」



「竜二さんは外で呑む時は日本酒のんじゃだめだよ」

「なんで?」

「何でも!わかった?」

「うん」





水曜日、病院

「はい、いいですよ。きれいにひっついてます」

「ありがとうございました」


「自転車とりに行こうか」

「うん、軽い。浮いてるみたい(笑)」

「俊に連絡してマッサージしてもらおうな」

「はーい」



自転車屋に寄り雫は取り置きしてもらっていた新しい自転車に乗って一度家に帰り、竜二はそのまま仕事に向かった